普段生活する上で体のどこかに痛みや不調が出てきてしまいます。
そのため、歪みを改善させたいと思ってマッサージに通ったりして改善を試みるが
なかなか自分の思うような結果にならなかったという方がほとんどだと思います。
歪みを変えるために必要なことは、歪んでいるところをご自身で把握することと
日頃からの意識を高めるための運動をすることが鍵です。
ここでは、大人の体の歪みがなぜ起きるのか、歪みをどうやってチェックするのかを
プロのパーソナルトレーナーが写真を交えて説明していきます。
大人の体が歪む原因は何でしょうか?
体が歪むというのは、実際に体の筋肉や骨自体が歪んでいるのではありません。
では、何を持って歪んでいるのかというと、肩や骨盤周りの筋肉が硬くなることで肩・骨盤の高さが変化した状態を
歪んでいると評価しているのです。
体が歪む原因とその結果として出る状態を4つ解説をしていきます。
体が歪むと腰痛や肩こりなどの慢性的な痛み、足太り、むくみが起きやすい体になります。
なぜ体が歪むと色々な症状が出てしまうのかというと、本来自分が使うべき筋肉や臓器だけでなく本来使わない筋肉や臓器にも
負荷がかかり、過活動な状態になるからです。
例えば、重いバッグを右肩側にかけてお出かけに行った時に10分ぐらい歩くと反対側の左腰が辛くなってきます。
これは右肩側にかかる負担を減らすために左側の筋肉を使ったのです。
人が動く時に、「かばう」という動作が人間の体の歪みを作り出しているのです。
それでは、先ほどあげた原因を解説していきます。
ヒールをよく履く人は、腰痛を抱えている人が多い。
なぜ、腰痛が起きるのかというとヒールという靴の形状は中がつま先側に滑り台のようになっているので常につま先側に体重がのりやすい姿勢になり、自分の体重を後ろに倒して体を支え腰を反りやすくしてしまうために腰痛が起きるのである。
実際に、お客様でヒールを履く頻度を減らしてもらうと腰痛が気にならなくなったという方もいる。
ヒールを履くことで、腰が反りやすくなる姿勢になりやすいので腰痛に繋がるのである。
体を動かす機会が少なく、たまに運動をすると膝が痛くなる。
体を動かさないとなぜ体が歪むかというと、運動不足による筋肉の柔らかさが減っているのが原因である。
ここでは血流が滞っていることも当てはまる。
最近走ってなくて、いきなり5キロとか全速力のダッシュをすると次の日に筋肉痛になるのはそのためである。
血流をあげることで自分の体の痛みを減らすことに繋がります。
長時間座っていると背中が張ってしまい、背中の筋肉が大きく広がれないため肺に入る空気の量が少なくなるのである。
長時間椅子に腰掛けると、だんだん背中が丸まって前屈みになってきてしまうために胸の前、背中、首周りの筋肉が硬くなり呼吸するために使う筋肉がうまく機能しないために呼吸が浅くなる。
長時間デスクワークで座ってから、腕を天井に伸ばすと筋肉が伸びている印象を強く感じると思うのはそのためである。
長時間デスクワークの時は、背中のはり・胸の前の筋肉が硬くなるので呼吸が浅くなるのである。
テニスやスカッシュはラケットを持つ手が多く使われる競技であり、スポーツを多くしていると肩や膝、肘の痛みで悩む競技者も多い。
言うまでもなく、片側での負担が多くなるので自ずと痛みの出ている、もしくは出てきている部位に負担かかるために
痛みが起こるのである。
野球の投手も一緒で、怪我をする部位もほぼボールを持ち、投げる側の手に怪我を起きるのである。
片側を多く使うスポーツでは、その部位に負担がかかりやすいので、使った部位をケアして予防に勤めれるとと良いです。
それでは、実際に自分の体を見るために必要な評価テスト
と実際に改善できる運動をこれからご紹介します。
体の歪みを知るための評価テストを
体感しよう!
ここで必要なのは、実際に自分の体を見ることによって歪みを自覚し、自分の体をなんとなくではなくきちんと理解することです。
それこそが体の歪みを治すための第一歩となります。
- ●自分の体が硬くなっている
- ●自分には疲労が溜まっている
この体の状態は、
- ●自分の体が痛くなる
- ●眠れなくなる
このようにはっきりとした症状が出ないと自分の体が弱っているサインを把握できないのがほとんどです。
症状が出てからでは改善するまでには時間がかかりますので、予防として自分の体を見ることが大事になってくるわけです。
ここでは自分の体を見る方法をご紹介します。
コロナウィルスの感染拡大のためマスク着用の写真でお許しください。
おすすめの歪みチェック4種目を
実践してみよう!
1、前屈
(チェックする部位)
- ●骨盤、背骨、足首の歪み
- ●もも裏、背中の筋肉
(実施方法)
- 1.気をつけをして、足と足を合わせて立ちます。
- 2.床に手を付けにいきます。
- 3.その時の写真を撮影できるとなおよしです。
(合格点)
- ●膝を曲げずに手が床につけると◯
- ●膝を曲げずに掌が床に着いたら◎
2、後屈
(チェックする部位)
- ●骨盤、背骨、足首の歪み
- ●もも前、腹筋の筋肉
(実施方法)
- 1.気をつけをして、足を腰幅に開いて立ちます。
- 2.手を腰に当て、後ろに反ります。
- 3.その時の写真を撮影できるとなおよしです。
(合格点)
- ●膝を曲げずに天井が見えたら◯
- ●膝を曲げずに後ろの壁が見えたら◎
3、座ってひねる
(チェックする部位)
- ●骨盤、背骨の歪み
- ●腹筋、背中の筋肉の柔らかさ
(実施方法)
- 1.椅子に座り、背もたれから離れて良い姿勢で座ります。
- 2.手を肩の出っ張っている骨(肩峰)に置きます。
- 3.その状態から顔と上半身を一緒にひねります
- 4.左右のひねりやすさを比較しましょう!
-
- ※ お尻が左右浮かないようにしましょう!
(評価のポイント)
- ●左右の差が少ないのがベスト!
-
4、座って側屈(そっくつ)
(チェックする部位)
- 骨盤、背骨の歪み
- お尻、腹筋群の筋肉
(実施方法)
- 1.足を腰幅広げて、背もたれに寄りかからずに座ります。
- 2.両手を頭の後ろにおき、片側の肘を高く上げます。
- 3.その時に上げている腕の脇腹の硬さを比較します。
- 4.左右の動きを比較しましょう
※ お尻が左右浮かないようにしましょう!
(評価のポイント)
- ●左右の差が少ないのがベスト!
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